こんにちは!
今週の4月20日(金)〜4月27日(金)まで
平尾小代子さんによるちぎり絵個展が始まります。

彼女のご厚意でちぎり絵教室にお邪魔させていただけることに!

(教室の正面入り口)

 

 


平尾さんは、現在80歳。
10年前まで、ご自宅の一部を使い「ブティック平尾」という洋服等を扱う
セレクトショップを経営していました。
その間に5年間ちぎり絵教室に通い、15年前に講師になったようで
ちぎり絵を20年続けています。
ちぎり絵を始めたきっかけは、旦那様のお友達の奥様がちぎり絵を
嗜んでおり、勧められてからだそうです。
さて、そんな平尾さんの教室にはお店をやっていた当時に出会った方が多く通っています。

とても和やかな雰囲気で行われています。
「先生!」「先生!」とひっきりなしに呼ばれては、
その人の元にかけより、アドバイスしています。

 

どんな風にちぎり絵が完成するのか見て行きましょう!

設計図を台紙にチャコペーパーで書き写し、水糊をつけた和紙を載せていきます。
この設計図は、教材があり完成見本と設計図、そして見本と同じ和紙のセットになっているので、
初心者でもすぐに始められそうです。

 

みなさん、お揃いで持っているペンケースがあったので
中身を見させてもらうと、そこにはちぎり絵に使う道具が入っていました。

左から)和紙を切るハサミ、時間が経つと色が薄くなる、細かい作業に
便利なピンセット、下絵を書き写す時のボールペン。
このセットがみなさんのお供です。

同じ教材と道具から生まれるちぎり絵ですが、やはり
和紙のちぎり方で繊維と色を重ねていくことで美しさが変わってきます。

この和紙の繊維と厚さで遠近感や空気感を表現します。
使用している和紙は、少し厚くあえて染めむらがあるもので
染めむらのどこを使うか、どんなふうに割くかちぎるかで
絵の出来栄えが変わります。
ちぎる技術の中でも、薄くさいてちぎるのが難しいそうで
平尾さんも、この技術を習得するのに長い時間をかけたそうです。

そして、先ほど、「色を重ねる」と表現をしましたが、
薄くさいてちぎることで、和紙を重ね、色の奥行きを出すことを言います。
ことができるのも、普通の紙ではなくこの和紙だからこそできる表現なのです。

 

ここでは、途中でお菓子タイムがあるようです。

「みなさん、呼ばれてください(いただきてください)」
「ちょっと、まってな、ここまで、ここまで・・・」
キリがいいとろまでやりたい!となかなか手が止まらない様子

 

 

隣同士、アドバイスしたり
「あそこのコーヒーが美味しいのよ、今度行きましょう!」
と世間話が終始飛び交うみなさんの関係性は、
「先生、生徒」という枠ではなく、仲の問いお友達としての付き合いが
であることが、みなさんの雰囲気だけでなく会話からもわかりました。

 

そんな、仲良しで楽しそうなみなさんに、愚問かな〜と思ったのですが、
「ちぎり絵は、楽しいですか?」よくある質問、投げかけて見ました。

「もちろん、たのしい!ボケ防止になるしね。
でもね、最初は真っ白だからなんの絵も見えなくて苦しい、
和紙を張り出して半分ぐらいできてくると嬉しくなる」
と、まさか「苦しい」という言葉が出てくるとは思っていませんでした。
設計図があるとはいえ、先が見えなかったり、
自分の技術で不安になることがあるんだな、と思いました。

 

この教室訪問、この部屋に入るまで謎が多く、ドキドキしていましたが
みなさんが、快く質問に答えてくださったり、日常と変わらない様子を
みせてくださったりと、私だけが焦っていたようでした(笑)

長くなりましたが、平尾さんは
毎日在廊していますので、ぜひ直接
いろいろお話ししてみてください。

では、また。

スタッフ 横山